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会社は正社員だけでは動かない~ハケンの品格に見る


 先週で放映を終えたテレビドラマ『ハケンの品格』を見ていた人は結構多いかもしれない。1月に放送が始まってから尻上がりに視聴率を伸ばし、最終回の視聴率は26・0%と20%を大きく上回った。篠原涼子が演じた大前春子は、正社員以上の実力と人脈を持つ「スーパー派遣」だ。クレーンの操縦からマグロの解体までたくさんの資格を持っていて、仕事はパーフェクトにこなすが、残業は一切しない。加藤あい扮(ふん)する森美雪という「普通の派遣社員」も共感を呼んだ。

「ハケンの品格」の人気があったのは、ドラマの内容もですが、今の時代、派遣が身近なものとなっていることもあるのでしょう・・・
 この間、人材派遣業界の勉強会に顔を出したら、出席者はみな「あのドラマで業界の知名度が一気に上がった」と喜んでいた。派遣先へ営業に行っても「あぁ、ハケンさんを出している会社ですね」と話が早くなったのだそうだ。一同はしかし、「春子みたいな派遣はどこにもいない」とキッパリ。どのマスコミもあの番組を見て「これがわが社のスーパー派遣だ」という特集を組みたがるのだが、「ありえないからドラマになったんです」と断言するのである。
 景気回復に団塊世代の退職が重なって、どこの職場でも人手不足感が強まっている。長い不況から抜け出すために企業はリストラをして正社員を減らしたから派遣は貴重な戦力だ。人材派遣会社が派遣先企業に請求する1時間あたりの料金は、この半年間で平均20円から30円ほど上がった。職種でも違うが、平均で1300円台から2000円前後という。
 だが、派遣社員の報酬はあくまで実勤ベースでボーナスはなし。期限が来ても契約を更新してもらえるかどうかわからない。不景気になれば真っ先にクビを切られる立場だ。仕事内容にもよるが、平均勤続期間は9カ月。早い人は2カ月で仕事を変わる。業界は急成長しているが、そのなかで働いている人たちの立場は不安定なのだ。
 だからハケンにとって派遣先との融和は円滑に仕事をするための必須項目になる。「完璧(かんぺき)にできるんだけど指示仰ぐ」。これは日本人材派遣協会が昨年11月に発表した派遣スタッフ約9000人の作品から選ばれた「派遣川柳」の最優秀作。ほかにも「寒いギャグ笑顔でながすもスキルかな」「派遣先社食のメニューで社風読む」などが優秀作に選ばれた。
 労働者派遣法で規定された人材派遣会社から派遣されている労働者は、いま約90万人いて労働市場全体の1・7%を占める。
 この派遣社員にアルバイトや契約社員などを加えると非正社員の数は昨年7~9月期で約1717万人にのぼる。役員を除く全雇用者に占める割合は33・4%、つまり3人にひとりだ。社内で「派遣さん」「そこの女の子」などと言っているおじさんの仕事は彼らに支えられている。会社はもはや正社員だけでは動かないのだ。
 終身雇用が崩壊するなか、働き方はこれからも多様化していくだろう。ドラマの中に「一緒に働くことは一緒に生きることだ」というセリフがあった。お互いの立場を尊重して働ける職場でありたい。

正社員とは違う、派遣社員との生き方も、やはりなかなかしんどいこともあるのですね。

(引用:iza!産経新聞
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